ドラマ「恋仲」の動画を1話からpandoraやdailymotionの代わりに無料視聴する方法は？

今から5年前のフジテレビ月9枠で放送された、とても思い出深いドラマです。主人公の福士蒼汰、ヒロインの本田翼、そしていわば恋敵のような野村修平が織りなす恋のドラマ。
作品の感触は若者向けに作られているようですが、私のようなおじさんでも本当に楽しく最後まで観れました。設定が当時の北陸新幹線の開通ということもあり、富山というのも、地方から出てきた人間には、郷愁のようなものがあって親しみを感じます。
高校生のヒロインが父親の関係で、花火大会の前に夜逃げしてしまうわけです。ですから、福士蒼汰にとっては、花火大会とヒロインの蒸発というのが、トラウマになっています。
福士蒼汰は本当はヒロインと将来一緒になりたかったはずです。それでも福士の演ずる役は人の好い青年ですから、人を押しのけても、自分の願望を達成するタイプではありません。野村周平は幾分策略をしてでも、自分の思い通りに運ぶタイプです。7年後、3人は再会を果たします。その時にはすでに野村周平の彼女になっていたのです。そこからが、ドキドキハラハラ、観ていられないほど福士蒼汰の葛藤が起こります。
もちろん3人が3人ともそうですが、最後にはまたその花火大会が行われるシーンがあり、劇的な結末となります。涙腺崩壊しました。ドラマの中でいつも家入レオの曲が重要なシーンで流れますが、切なくも耳の奥に残る名曲でした。

このドラマはいろんな想いにかられるところが良かったです。葵はずっとあかりのことが好きだったのが、素敵だなと思いました。なかなか想いを伝えられないところは、見ていてもどかしかったです。改めて好きな人には、ちゃんと気持ちを伝えることが大切なんだと思いました。
あかりの無邪気なところはとても可愛かったです。葵の前で飾ることなんてなくて、ありのままなところがいいなと思いました。あかりと葵は信頼し合っているところが見ていて伝わってきました。
また二人で花火をしていたところは、とても楽しそうで青春だと思いました。二人とも笑顔で幸せそうなところが素敵な時間だなと感じました。誰が見てもお似合いだと思えるところも良かったです。
葵が寝ているあかりにキスをしたところは、とてもキュンキュンしました。葵のやさしさを感じました。さらに本当はあかりが起きていたのが可愛かったです。思わず体が熱くなる感じがこの作品の魅力だと思いました。
あかりのそばにいる葵はとても温もりがあって、大切な存在というのが伝わってきました。初恋の人だからこそいろんなことを想って考えてしまうのも、どこかわかるなと思いました。だんだん気持ちが溢れていくところが素敵です。

初恋の相手と再会することで動き出す恋愛モノではありましたが、主人公、葵の思う相手・あかりと同級生だった男子・翔太と付き合っていたので略奪していくのかな？と思いました。
ただ葵自体は想いが残りつつもそんなことをするタイプではなかったのでもどかしかったです。ただ回を追うごとに想いは真剣なもの翔太が過去にあかりが葵に渡すはずだった手紙を持っていたり恋を邪魔していたのが分かったりでけっこうな泥沼でした。
またあかりの父親が借金のことで行方が分からなくなっていたのですが、所在が分かったりと家族のこともあったので単に若者の恋愛だけの話にとどまらず、親子関係や仕事のこともみんながそれぞれに向き合っていく内容になっていたのも見応えがありました。
翔太が嫉妬から起こしてしまった行為を侘びた後に、それでも20年後、30年後もあかりを幸せにしたいと葵に言い切ったのはなかなか男気を感じました。そのことで自分にその覚悟があるのかを考えてしまった葵は身を引いた時は、ちょっと意気地がないなと思っちゃいました。
ただ相手は研修医でこのまま医者になったら将来が約束されてるのに自分はと考えたら自身がなかったんでしょうね。思い直して仕事に向き合ってやはりあかりを諦められなかったところは見直しました。
結局、３人の色んな想い出が詰まる花火大会で葵も翔太もあかりに想いを伝え、あかりがどちらを選ぶのかと思わせぶりな展開でした。ラストに結婚式があり、結ばれたふたりがしあわせで周りは祝福している感じで良かったです。