小平市平櫛田中彫刻美術館小平市平櫛田中彫刻美術館

田中こぼれ話

平櫛田中こぼれ話 《1》

楠木彫刻家の平櫛田中が小平市に新しい家を建て、すまいを移したのは昭和45年、98歳のときでした。

とても高齢だったので、田中の友人や知人はとても驚きましたが、それから2年後に田中が取った行動は、さらに驚くものでした。20年、30年後もまだまだ彫刻が作れるように、彫刻を彫る木(クスノキ)をわざわざ九州から買ったのです。

画家の「横山大観」、「丸木スマ」や、踊りの名人・「武原はん」の肖像など、百歳になった田中の頭の中には、まだまだ作りたい作品がぎっしりと詰まっていたのでした。

残念ながら、それらの作品は完成することなく、昭和54年に田中は亡くなりましたが、現在、そのクスノキの一部は、何物にも屈することのない田中の精神を表わすように、長い年月の風雪に耐えて、美術館の玄関前にそびえ立っています。美術館を訪れたら、このクスノキの前に立って、田中の思いを静かに感じ取ってみてください。

小平市平櫛田中彫刻美術館

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